映画 "あん"
今日は 樹木希林さん主演の "あん" を鑑賞しました。
『あん』は、2013年2月にドリアン助川が出版した小説。第25回読書感想画中央コンクールで指定図書(中学校・高等学校の部)に選定される。2015年に河瀬直美の監督で映画化。
季節は春、桜の咲き乱れる中、一人面白くなさそうにどらやき屋を営む千太郎の登場から始まります。そこにある日、徳江という手の不自由な老婆が訪れ、バイトに雇って欲しいという話から物語は展開していきます。
なぜ、千太郎はそんな魂の抜けたような、悲しそうな顔でつまらなそうにお店を開いているのか。
そんな千太郎のもとを訪れた老婆は誰なのか。
多くの疑問を持ちます。
そして、その答えは物語の最後に全て明かされることになります。
以下は、映画「あん」について、原作・ドリアン助川さんにお話を聞いたときの記事の一節です。
たくさんの子が割と紋切り型に「社会の役に立ちたい」「人の役に立ちたい」「そうでないと生きている意味がない」と言うけど、俺は内心、何か隙がいっぱいある言葉のように思えたんですよね。
私自身、上に書いてあるように、「この世に生まれてきたならば何かを残す必要があるのではないか」という考え方をしていました。
この考え方は必ずしも否定的ではなく、自分の原動力にもなりますが、時に重圧として自分にのしかかってくることもあります。そしてその重圧から逃げようと、これまでの考え方を捨てた瞬間に、自分が否定された(自分では何も残すことができない)気持ちになってしまうのです。
上記の記事は、その考えを溶かしてくれるような内容となっています。
映画を見た後に是非この記事を一読していただきたいです。
映画 "あん" は、
"引け目をもって社会で生きる千太郎(私)" に
"自分の世界で自由に生きる徳江"が
新たな考えを与えてくれる素晴らしい作品でした。
テスト
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